2006年03月29日 .
大地の子
私が愛読している本に、山崎豊子の「大地の子」というものがある。山崎豊子と言えば最近ドラマ化されて話題になった「白い巨塔」が有名だが、
こちらの作品も是非、一度読んでいただきい。
私はこの本を何度も読んでいるのに、時間が経ち、記憶が薄れてくるとまた読みたくなってしまう。
何がそうさせるのかははっきりとは分からないが、
日本人として生まれた事への悲しさ、誇らしさ、そんな微妙な根底にある感情からなのかも知れない。
このお話はざっくり、
中国残留孤児、陸一心(松本勝男)という男性の半生を描いた物語。
悲しく苦しい過去と努力によるサクセスストーリーでもある。
はっきり言って「容姿も良く頭も良く運が良く努力家で我慢強い・・・」
どうやっても真似できないスーパーマンなんだ、陸一心は・・・
それはさておき、ストーリーをピックアップすると、
孤児を生み出した大虐殺
中国人に拾われ、売り飛ばされる
優しき中国人の養父母に助けられ、育てられる
「小日本鬼子」であることによる不遇
頼もしき親友の存在
文化大革命による冤罪〜牢獄暮らし
実父との再会
国家プロジェクトの中核に
中国への心からの忠誠心・・・
どれもこれも、心に深く残る物語。
この物語全体を通して、目に見えるのは、
その当時、明らかに日本との文化が違う中国という国の国民性。
現代の資本主義社会に生きる日本人の感覚から見ると、
「ありえないでしょ?!」と思うことばかり。
ただ、その「ありえないでしょ」の一部は、
当時の日本帝国主義の刃でえぐられた中国の傷の痛みが、
そうさせて居る事は明白である。
私は、この忌まわしき戦争について多くを語れる程知識もないし、
あったとして、上手い表現が出来るわけではない。
それでも言える事は、どんな理由があったとしても、戦争を美化してはいけない。
必要な戦争もあると思う。でも美化してはいけない。
ましてや太平洋戦争に関しては、必要も何も無い。美化する要素など無い。
色々と思うところはあるけれど、これ以上は馬鹿さ加減を見せるだけなので、
以上にします^^;
とにかく日本、中国、韓国は、それぞれ手を結ばなければ、アジアの未来は無い。
でも悲しき歴史を認識する文化の違い、
そしてその文化の違いをお互いに認め合えない事が、
未だにアジアの未来を考える上では、少なからず障害となっているでしょう。
・・・ととと、以上です、以上です。馬鹿が出ちゃうぜ。
まあ、そんな悲しき歴史とそこに存在する人間たちの本心が、
物語とは言え、垣間見える作品です。
「日中関係はどうして悪いの?」
ということも、ある程度分かるかと思いますね。
そんな固めの歴史小説家と思いきや、涙を誘う場面も多い。
私は何度読んでも同じところで涙ぐんでしまう。
中国人の養父の息子への命がけの愛情。
それを強く感じる場面に弱い。
「日本人を育ててるってことだけで、
世間からは冷ややかにまた辛く当たられているのに、
なんていい人なんだ」・・・って。
何にも知らない人だったら、
中国と仲良くするためのヒントなんかもあるんじゃないかな〜
とにかく良い作品なのでお読みくださいませ。
NHKで放送されたドラマ「大地の子」(上川達也)も出ていますが、
正直小説と比べると、かなりソフトです。中国人が。
それはこのドラマが中国との合作であるため致し方ないのでしょう。
まずは小説を読むことをお勧めします。
その後で見るビデオが良い感じ。
私は既に本を読んでても、陸一心=上川達也となっちまってますが。
中国残留孤児、陸一心(松本勝男)という男性の半生を描いた物語。
悲しく苦しい過去と努力によるサクセスストーリーでもある。
はっきり言って「容姿も良く頭も良く運が良く努力家で我慢強い・・・」
どうやっても真似できないスーパーマンなんだ、陸一心は・・・
それはさておき、ストーリーをピックアップすると、
孤児を生み出した大虐殺
中国人に拾われ、売り飛ばされる
優しき中国人の養父母に助けられ、育てられる
「小日本鬼子」であることによる不遇
頼もしき親友の存在
文化大革命による冤罪〜牢獄暮らし
実父との再会
国家プロジェクトの中核に
中国への心からの忠誠心・・・
どれもこれも、心に深く残る物語。
この物語全体を通して、目に見えるのは、
その当時、明らかに日本との文化が違う中国という国の国民性。
現代の資本主義社会に生きる日本人の感覚から見ると、
「ありえないでしょ?!」と思うことばかり。
ただ、その「ありえないでしょ」の一部は、
当時の日本帝国主義の刃でえぐられた中国の傷の痛みが、
そうさせて居る事は明白である。
私は、この忌まわしき戦争について多くを語れる程知識もないし、
あったとして、上手い表現が出来るわけではない。
それでも言える事は、どんな理由があったとしても、戦争を美化してはいけない。
必要な戦争もあると思う。でも美化してはいけない。
ましてや太平洋戦争に関しては、必要も何も無い。美化する要素など無い。
色々と思うところはあるけれど、これ以上は馬鹿さ加減を見せるだけなので、
以上にします^^;
とにかく日本、中国、韓国は、それぞれ手を結ばなければ、アジアの未来は無い。
でも悲しき歴史を認識する文化の違い、
そしてその文化の違いをお互いに認め合えない事が、
未だにアジアの未来を考える上では、少なからず障害となっているでしょう。
・・・ととと、以上です、以上です。馬鹿が出ちゃうぜ。
まあ、そんな悲しき歴史とそこに存在する人間たちの本心が、
物語とは言え、垣間見える作品です。
「日中関係はどうして悪いの?」
ということも、ある程度分かるかと思いますね。
そんな固めの歴史小説家と思いきや、涙を誘う場面も多い。
私は何度読んでも同じところで涙ぐんでしまう。
中国人の養父の息子への命がけの愛情。
それを強く感じる場面に弱い。
「日本人を育ててるってことだけで、
世間からは冷ややかにまた辛く当たられているのに、
なんていい人なんだ」・・・って。
何にも知らない人だったら、
中国と仲良くするためのヒントなんかもあるんじゃないかな〜
とにかく良い作品なのでお読みくださいませ。
NHKで放送されたドラマ「大地の子」(上川達也)も出ていますが、
正直小説と比べると、かなりソフトです。中国人が。
それはこのドラマが中国との合作であるため致し方ないのでしょう。
まずは小説を読むことをお勧めします。
その後で見るビデオが良い感じ。
私は既に本を読んでても、陸一心=上川達也となっちまってますが。
この記事へのコメント
1.
ランダム
さん 2006年03月29日 05:47
「大地の子」はドラマで観ました。とても感動し、色々考えさせられたドラマでした。
僕は実際に残留孤児の人と仕事をしたことがあるんですけど、やっぱり生活は苦しいし、偏見や差別もある。生活保護なんて無いに等しい状況ですよね。
養父母の皆さんへの生活支援すら、まともにやろうとしない日本政府の対応はおかしいし、拉致被害者との待遇の差は、余りに酷だと思います。
戦争絶対に反対です。
僕は実際に残留孤児の人と仕事をしたことがあるんですけど、やっぱり生活は苦しいし、偏見や差別もある。生活保護なんて無いに等しい状況ですよね。
養父母の皆さんへの生活支援すら、まともにやろうとしない日本政府の対応はおかしいし、拉致被害者との待遇の差は、余りに酷だと思います。
戦争絶対に反対です。
☆ランダムさん☆
ドラマをご覧になってたんですね。
戦時中に日本に捨てられ、偏見や差別を受けながらも、いつか母国の地を踏めると信じ、
とてつもなく苦しい生活にも耐えて日本人として生きてきたのに、
世論が高まらなかったら助けようともしなかった当時の日本政府は、許せないです。
彼らの悲しみを考えると涙が出てきます。
「世界が優しい光にいつか包まれますように…」ですよね。
ドラマをご覧になってたんですね。
戦時中に日本に捨てられ、偏見や差別を受けながらも、いつか母国の地を踏めると信じ、
とてつもなく苦しい生活にも耐えて日本人として生きてきたのに、
世論が高まらなかったら助けようともしなかった当時の日本政府は、許せないです。
彼らの悲しみを考えると涙が出てきます。
「世界が優しい光にいつか包まれますように…」ですよね。